SBCメディカルグループホールディングス様
多様なステークホルダーへの説明責任を担う、コーポレートサイトへ
NASDAQ上場を機にステークホルダーが広がり、コーポレートサイトにはIRに留まらない情報提供の役割が求められるように。全面リニューアルを起点に、継続的な改修と拡充を重ね、事業戦略の深化を捉える発信基盤へと育てています。

IRの開示だけでは、多様化するステークホルダーの関心に応えきれない
同社は、国内外250院以上のクリニックを経営支援するMSO(医療経営支援会社)として、2024年にNASDAQへ上場しました。サイトを訪れる人は投資家にとどまらず、求職者、取引先、メディア、そして医療サービスの利用者へと広がっていきました。目的の異なるサイト訪問者が増える一方で、それぞれの関心に応えるコンテンツ設計が不足していました。
加えて、「医療機関の経営支援を担う持株会社」という事業モデルは、初めて調べる人には掴みにくいものです。会社情報もニュースもIR資料も揃っているのに、「この会社は何者で、どういう仕組みで事業を営んでいるのか」という全体像が、短時間では見えてこない。情報が足りないのではなく、構造が伝わっていない状態でした。
また、更新性の課題もありました。美容医療への社会的関心は年々高まり、業界のトップランナーである同社の説明責任は増え続けています。一度のリニューアルで「完成」させても、事業の進展とともに語るべきことが変わっていく。コンテンツの中身だけでなく、サイトの作り方と更新のあり方から見直す必要がありました。
事業の進展とともに、育ち続けるサイトを設計する
初回の全面リニューアルでは、上場企業にふさわしいコーポレートサイトであることを主眼に、ステークホルダーの整理から情報構造、デザイン、日英展開、運用基盤、セキュリティやアクセシビリティまでを一体で設計し直しました。
サイトターゲットの明確化
投資家、求職者、取引先、メディア。サイトのターゲットとなるステークホルダーを洗い出し、それぞれの関心と行動を検討しました。あわせてコーポレートサイトとIRサイトの掲載情報を棚卸しし、重複と不足を整理。何をどちらのサイトで語るべきか、判断の下地を作っています。
IRに留まらない説明責任の場としての定義
開示の場としてのIRサイトはそのままに、コーポレートサイトは求職者や取引先、医療サービスの利用者まで含めた幅広いステークホルダーへの説明の場と定義。IRへの導線を確保しながら、今後増えていくコンテンツを受け止められる拡張性を持たせています。
更新の利便性の担保
更新の基盤には、スクラッチで開発したCMS「モルフィン」を導入しました。上場企業に求められるセキュリティ要件を満たし、更新を重ねてもデザインが崩れず、余計なUIがないため編集も速い。この基盤があることで、変化が生じるたびに、その部分だけを素早く確実にサイトへ反映できます。
改修を重ねるたび、サイトと企業理解が資産として積み上がっていく
初回のリニューアルでは、情報構造とデザインシステム、そして複数部門が更新してもブランドが崩れないための運用ルールを、日英一体で整備しました。土台のCMS「モルフィン」が、セキュリティと更新品質を支えています。
公開後の動きは具体的です。トップページは会社情報が中心だった構成から、戦略を語る構成へ。サービスページは全面的に再構成しました。部分的な改修でも、ナビゲーションやサイトマップまで整合を取り、サイト全体の一貫性を保っています。
改修のたびに、私たちの側にもクライアントへの理解が蓄積され、次の判断は速く、正確になっていきます。説明すべきことが増え続ける業界で、それを語れるサイトであり続けること。この状態を保つ運用そのものが、このプロジェクトの納品物です。

↑多様なステークホルダーに応えるページ群




