IR & DISCLOSURE
IRは、義務的な開示作業ではなく、株主とのコミュニケーションです。それは美しいビジュアルでは解決しません。開示に一本の背骨となるストーリーを通し、事業の実態と経営戦略に合わせて、毎年一貫させ続けることで成立します。
THE PROBLEM
IRコミュニケーションの構造的な課題
開示物は、決算ごとにきちんと発行している。それでも手応えがない。 これは、担当者の力量の問題ではなく、体制と構造の問題です。
MISSING LAYER
「何をどこまで語るか」を相談できる相手がいない
経営層からは資本コストやPBRの説明を求められる。しかし社内に前例も基準もなく、判断は担当者が担い、正解が分からないまま、締切だけが来ます。
DISCLOSURE WITHOUT DESIGN
「届ける」ための開示設計がなされていない
出すべきものは全部出している。どこを直せば届くのかが、分からない。届いている実感がない。
ANNUAL RESET
毎年社内の情報集めからやり直しになる
今年の反省は来年に引き継がれず、担当が替われば蓄積も消える。いつのまにか、作ること自体が目的になっていく。
THE GOAL
どの開示物を見ても、 一貫したストーリーになっている状態をめざす
その背骨が、エクイティストーリーです。上場時に一度作る資料ではなく、決算ごとに見直され、IRサイト・統合報告書・決算説明資料・サステナビリティ開示は、つねにその最新版から作られます。
チェック項目の例
開示のストーリーに筋が通っているかは、十分に言語化できているかで確かめられます。
答えるべき問いは、事業や局面によって変わります。まず初めに個社ごとの課題の所在を特定し、答えられる状態を作り、その答えを個々の開示物へ翻訳します。
いずれも、東証「資本コストや株価を意識した経営」要請、コーポレートガバナンス・コード原則5-2、SSBJ基準が説明を求めている箇所を、因果の順に並べ直したものです。評価機関が数えるのは記載の有無ですが、ここでは各項目の接続を重視しています。
OUR APPROACH
私たちのアプローチ
私たちがコミュニケーションの観点で企業開示を診断する時の基準は、現状認識・目標・施策・進捗です。この基準に対応する形で、現状に沿った打ち手の提案をします。
01
DIAGNOSED, NOT REVIEWED
基準で診断する
公開されている開示物一式をルーブリック(5軸15基準)に沿って読み込み、どこが弱いか、なぜ弱いかを診断レポートにまとめます。感想ではなく、基準と根拠で示します。
02
THE EDITORIAL PERIMETER
語らないことを決める
中期経営計画・資本コスト・足元の業績を棚卸しし、経営層へのヒアリングで語れるテーマを一度すべて並べ、載せないものを決めます。結果は編集方針書として文書化し、以後のすべての制作物の判断基準になります。
03
ONE STORY, FOUR SURFACES
一つのストーリーを、媒体ごとに翻訳する
一つのエクイティストーリーを起点に、各媒体の構成と原稿を作ります。同じ内容でも、機関投資家向けの決算説明資料では数値と前提を、個人投資家向けのIRサイトでは図解と平易な言葉を使う、という言い換えです。
04
BUILT TO BE UPDATED
作って終わりではなく、更新し続ける
決算ごとに再診断し、前年との差分で更新します。どの開示物のどこを、いつ、誰が直すかを開示ガイドラインと更新フローに落とし、制作物とは別の資産として納品します。
FOUR SURFACES
開示物ごとの入り方
つまずきの多くは、書き方ではなく、その手前にあります。語るべき戦略や強みが、まだ言葉になっていない。私たちはどの開示物でも、書く前の言語化から入ります。 データの収集・集計や第三者保証は、監査法人やコンサルティングファームの領分です。私たちが担うのは、集まった数字と事実を、何のために、誰に、どう語るかを決める側です。
IRサイト
リニューアルしたいが、載せる中身の議論が先送りのまま、見た目の話になっていく。私たちは構成の前に語りどころを決め、決算後の更新までを設計に含めます。
統合報告書
毎年作ってはいるが、何のために作っているのかを社内で説明できない。トップメッセージが去年の言い換えになる。経営層へのヒアリングで物語の幹を作り直し、制作を幹に従わせます。
決算説明資料
数字の報告はできるが、数字の意味づけが書けない。未達のとき、何を言えばいいか分からない。認識・目標・施策・進捗の因果で組み直し、未達の説明も物語の一部として設計します。
サステナビリティ開示
マテリアリティを特定しろと言われても、何が自社にとって重要かを決める議論が社内にない。CDP・有価証券報告書・統合報告書に、同じことを別の形式で何度も書いている。人的資本は、方針はあるのに数字と物語がつながらない。 私たちは「何を語るべきか」の言語化と、集まった数字をエクイティストーリーへ接続する編集から入ります。
THE DELIVERABLES
成果物の例
DIAGNOSED, NOT REVIEWED
現状認識
ー 開示説明力診断(5軸15基準)
ー 診断レポート
ー 投資家ペルソナ設計
ー 競合開示ベンチマーク
THE EDITORIAL PERIMETER
目標設定
ー 編集方針書
ー エクイティストーリー構造設計
ー 台割・構成設計
ー 重点テーマの選別
ONE STORY, FOUR SURFACES
実装
ー 統合報告書 編集戦略ディレクション
ー IRサイト設計・実装
ー 情報設計(IA)・データの可視化
ー 図解・コピーライティング
BUILT TO BE UPDATED
進捗運用
ー 開示ガイドライン
ー 更新フロー設計
ー 運用マニュアル
ー 効果測定・改善サイクル運用
SELECTED WORKS

